うえぽんSW局

古いタイプの日記ブログです。気まぐれに更新してます。

タグ:ジョーク

 埼玉県蓮田市の遺跡で国内最大量となる埋蔵銭が見つかったそうな(ニュースソース)。
 埋蔵“金”ではなく埋蔵“銭”なので国内最大級といえどもそれほど高額というわけではないらしいです。
 というわけで4コマ漫画です。

【4コマ漫画】埋蔵金

 分かる人は分かると思いますが上の4コマ漫画はアメリカンジョークの改変です。
 元ネタのアメリカンジョークはこちら。
イギリスの考古学者は、地下200メートルの遺跡から、古い銅とケーブルを発掘した。
イギリスの科学者達は、2000年前に、彼らの祖先は電話を使っていたと結論付けた。

フランスの考古学者は、地下300メートルまで掘り、同じような素材を発掘した。
フランスの科学者達は、3000年前に、祖先がハイテクな遠隔通話システムを使用していたと結論付けた。

エジプトの考古学者は、ギザのピラミットの下の砂漠を500メートル掘ったが、何も見つからなかった。
エジプトの科学者達は、5000年前に、彼らの祖先はすでに携帯電話を使っていたと結論付けた。



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 ロシアがシベリア鉄道を北海道までつなぐ大陸横断鉄道の建設を要望しているそうな。

 シベリア鉄道の北海道延伸を要望 ロシアが大陸横断鉄道構想 経済協力を日本に求める - 産経ニュース

 このニュースを聞いてこのジョークを思い出した。
日ロ経済協力についての話し合いの席で、ロシアの主張。
「今回の○○河に架かる鉄道建設プロジェクトでも対等互恵の原則を貫いていきましょう。日本側にはあの河に架かる鉄橋を提供して欲しいのです。ロシア側は河を提供します」

【引用元:『必笑小咄のテクニック』(著・米原万里)】

 引用元の書籍には『ほとんど実話である』と書かれているが、元ネタとなるエピソードまでは不明です。
 しかしながら、今回のニュースをを見るに、物事は繰り返されるものなんだなと思わずにはいられません。

必笑小咄のテクニック (集英社新書)
米原 万里
集英社
2005-12-16

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 ※このエントリーは旧ブログに載せていたものをこちらの新ブログに移行させたものです(移行の際に多少の加筆・修正しております)。


 「一方ロシアは鉛筆を使った」のコピペで有名なアメリカンジョークで気になることがあったので、ちょっと調べてみました。

 そのアメリカンジョークはこちらです。

アメリカのNASAは、宇宙飛行士を最初に宇宙に送り込んだとき、無重力状態ではボールペンが書けないことを発見した。

これではボールペンを持って行っても役に立たない。

NASAの科学者たちはこの問題に立ち向かうべく、10年の歳月と120億ドルの開発費をかけて研究を重ねた。

その結果ついに、無重力でも上下逆にしても水の中でも氷点下でも摂氏300度でも、どんな状況下でもどんな表面にでも書けるボールペンを開発した!!

一方ロシアは鉛筆を使った。



When NASA first started sending up astronauts, they quickly discovered that ballpoint pens would not work in zero gravity. To combat the problem, NASA scientists spent a decade and $12 billion to develop a pen that writes in zero gravity, upside down, underwater, on almost any surface, and at temperatures ranging from below freezing to 300 degrees Celsius.

The Russians used a pencil.


 ちなみに拾い物ですがこのジョークの4コマ漫画版です。
 まぁ無駄にはならないと思いますよ(画像)



 さて、実はこのジョーク、2つの解釈が存在するようです。
 一つめの解釈は、NASAの開発は無駄な努力だったというアメリカを皮肉ったもの。
 もう一つの解釈は、宇宙空間で鉛筆を使うと折れた芯や粉が精密機器に紛れ込み、ショートなどを起して誤作動の原因になりかねない。こういった小さな配慮の差によりロシアが宇宙開発競争で敗れたというものだ。
 某掲示板ではどちらの解釈が正しいのかちょっとした言い争いにまでなっていた。
 自分も気になったので調べていたところNASAの下のページに辿り着いた。このジョークの真相について英語で説明している。
 https://history.nasa.gov/spacepen.html

 大雑把に日本語に訳すと以下のようになる(間違っていたらすみません…)。

 NASAでも当初のミッションでは鉛筆を使ってました。
 例えば、ジェミニ計画では、1965年にヒューストンのTycam Engineering Manufacturing社にシャープペンシルを注文してます。値段は34セットを定価で4,382ドル50セント。一本あたり128ドル89セントもしました。
 しかし、非常に値段が高いと論争となり、宇宙飛行士に高価でないものを持たせることと相成りました。

 ちょうど同じ頃、フィッシャー社は宇宙空間という特異な環境で使用できるボールペンを開発していました。この新しいペンは、圧力をかけたインクカートリッジにより無重力環境や水中で使用でき、-45度から+200度の温度変化にも耐えられました。

 フィッシャー社はNASAからの資金提供なしにスペースペンを開発しました。伝え聞くところによると、フィッシャー社は100万ドルの巨費を投じて開発し、その結果、製品の特許を取得し、市場を独占できたとのことです。

 フィッシャー社は1965年にペンをNASAに売り込みましたが、以前の論争のためにNASAは採用には慎重になっていました。
 そして厳密なテストの後、1967年にNASAはアポロの宇宙飛行士にこのペンを持たせることを決定しました。
 メディアの報道では、400本のペンを一本あたり6ドルで納入したとのことです。

 一方ソ連は、1969年2月に、フィッシャー社から100本のスペースペンと1,000個のインクカートリッジを購入しました。ソユーズ宇宙飛行に使用されました。それ以前に使用していたのはグリースペンシル(グリース鉛筆)と呼ばれるものです。

 それ以来、アメリカもソ連(ロシア)もこのペンを使用し続けています。

 フィッシャー社は「月に行ったペン」という触れ込みでスペースペンを販売しているようです。


 結局、ロシアもスペースペンを購入。NASAは開発依頼しておらず、「安かったから」というのが真相らしいです。


[追記:2006/05/13]
 秋元@サイボウズ研究所プログラマーBlog: 一方ロシアは鉛筆を使った の真相にて、海外の作家さんがこのジョークの真相について書いた記事を紹介しています。

[追記:2006/05/15]
 ぺんてるのサインペンもかつて宇宙に旅立っているとの情報をいただきました。
 ぺんてる公式サイト該当ページ(ページがなくなったのでwebarchiveへのリンクです)
 1965から66年の有人宇宙飛行、ジェミニ6号・7号に使われているとのことです。上記のNASAの説明では1967年にフィッシャー社のペンを採用したとのことなので、サインペンが使われていたのはその前年ということになります。

[追記:2007/02/08]
 Amazon.co.jpでもフィッシャーのスペースペンが買えるようになりました。複数の価格帯で様々なバリエーションがあるようです。
 


[追記:2007/02/08]
 英語版のジョークも併記しました。
 なぜソ連ではなくロシアなのか疑問を抱いていた人もいると思いますが、元が「The Russians used a pencil」だからのようです。

[追記:2021/01/20]
 以前のブログのコメント欄に寄せられたこのジョークに付随するかたちのコピペです。引用として載せておきます。
宇宙のボールペンのジョークを聞いて、本気にしてしまった男がいた。
アメリカの科学者は、彼に、その話がジョークであることを納得させようとして、毛細管現象とは何かというところから始まり、ボールペンのインクの成分やその粘度がどれぐらいか、など小一時間に及ぶ説明を行い、ボールペンはそもそも無重力でも使えるのだということを納得させた。

一方、ソ連の科学者は、紙を上にはりつけて下からボールペンで字を書いて見せ、ボールペンが上下逆でも使える=無重力でも使えることを納得させた。
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