今年の3月にJPEGエンコーダguetzliのver1.0が発表された。
 Googleの名前があることでかなり注目されている。
 そのguetzliがどのような画像処理をしているのか調べるため、何度もエンコードするとどうなるかのか実験をやってみた。

●実験の狙いと目的
 広く一般的に使われているJPEGエンコードのライブラリlibjpegにはスムージングのオプションが存在する。これはスムージング(ぼかしのようなもの)をしてからJPEGに変換するというもので、スムージングによって画質は変化するものの、結果的には見た目の画質劣化を抑えつつファイルサイズが縮むというものだ。
 guetzliでもこれに類する処理を自動でやっているのではないかと推測。
 そこでguetzliでエンコードした画像を再びエンコードするということを何度も繰り返すことにより画質の変化が蓄積していき、結果的に画質の変化を可視化できないか? というのが実験の狙い。
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