意外と知らない人がいるようなので書いておきます。
 AMラジオの電波は夜になると成層圏の電離層が電波を跳ね返してくれるので遠距離の放送局を聞くことができます。
 しかし、韓国・北朝鮮の強力電波がこれを阻止していたりします。

1134kHz 100kW 文化放送(東京)
1134kHz 500kW KBS社会教育第一(韓国)

 地方のリスナーにはたぶん有名な混信。文化放送に5倍の出力で混信している。これさえなければ日本の広い範囲で文化放送を聞くことができる。


1053kHz 50kW CBCラジオ(愛知)
1053kHz 1000kW~1500kW 救国の声(北朝鮮)

 「救国の声放送 - Wikipedia」には2003年8月に放送中止になったと書かれているが、未だにこの周波数に合わせると歌声などが聞こえる。(放送中止になった理由は北朝鮮の電力事情のためと言われている)
 CBCラジオの地元である愛知県内でも混信する超強力電波。


1179kHz 50kW MBSラジオ(大阪)
1170kHz 500kW KBS社会教育第二(韓国)
1179kHz 250kW KBS(韓国)

 選択度の良いラジオを使えば、関東でもMBSラジオを一応聞ける。
 この1170kHzのKBS社会教育第二は夜9時から日本語放送をやっている。語学番組ではない。日本からお便りを送っている人もいたりと、明らかに日本へ向けて放送してる。日本語以外にも、英語、中国語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、ロシア語、アラビア語、インドネシア語の放送もあるらしい。


558kHz D20kW ラジオ関西(神戸)
558kHz 250kW KBS社会教育第一(韓国)

 ラジオ関西は指向性のおかげで関東地方でも聞くことが可能。逆に日本海側や九州地方で聞くのは難しい(九州は中継局のを聞ける可能性があるらしい)。

 他にも混信する電波があるが、その辺は下のページを参考にすると良いと思います。
 AMラジオ局周波数一覧表(全国版)
 韓国中波周波数リスト