おすすめされたので読んでみました。
絶版本ですが、アマゾンのマーケットプレイスで購入。今はマケプレの商品もアマゾンのギフト券でも買えるんですね。
星新一氏はアメリカの一コマ漫画の収集家だそうで、それらをネタの種類ごとに分類してあれこれ語ったエッセー集がこの『進化した猿たち』だそうです。
これを読んでいて思ったのですが、ここからインスピレーションを得てるんだなぁというのがいくつかありました。
たとえば『女性の登場する死刑漫画は、私の収集にも二種しかない』と書かれているのですが。これで思い出したのが『偏見』(『午後の恐竜』に収録)という話。これがまさに女性死刑囚の話だったりします。それでもってオチも一コマ漫画みたいです。
さてさて、能書きを書いても文章を読む人は少ないだろうと思うので、占師ネタから四コマ漫画を作ってみました。
ついでに、AAは一コマ漫画みたいだなとも思ったので、こんなのも作ってみた。(たまにはセガネタも)
■各版の違い
ハヤカワ単行本版(全2巻)、ハヤカワ文庫版(全3巻)、新潮文庫版(全3巻)の三種類があります。
ハヤカワ文庫本版は単行本版を機械的に縮小したもののようです(新潮文庫版のあとがきによるとキャプションが読みにくいなどの批判があった模様)。
新潮文庫版では、アメリカで版権を請け負って貰っていた出版社の部門がなくなったため、別ルートで版権を取得しなおしているそうです。収録されている一コマ漫画に違いがあるようです。
[追記]
長らく絶版になっていましたが2017年にリニューアル復刊されました。ただし傑作選的なものなのですべては収録されてないようです。またこれも権利関係の都合で一コマ漫画が未収録のようです。
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