うえぽんSW局

古いタイプの日記ブログです。気まぐれに更新してます。

2011年10月

 国連人口基金(UNFPA)によると、世界の人口が31日に70億人を突破する見通しだそうな。
 そこで31日に全世界で誕生する赤ちゃん全員を「70億人目の赤ちゃんたち」として認定するんだとか。
 日本のUNFPA東京事務所では、希望者に認定証を発行するらしい。

 asahi.com(朝日新聞社):「70億人目」認定、31日生まれ全員に 国連人口基金 - 社会
 CNN.co.jp:世界の人口、31日に70億人突破へ 国連人口基金

 こういう数字って結構アバウトだなと思う。
 日本では翌月1日になていても、アメリカではまだ31日だから70億人目として認定されるんだよね。
 世界で一斉にグー・チョキ・パーじゃないんだな、と。


 そんなこんなで「70億」で思い浮かんだ4コマ漫画でございます。

【4コマ】70億


 シェンムーはテレビCMでも「製作費70億円」をアピール必要はなかったと思う。
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 講談社現代新書の「ジョークとトリック 頭を柔らかくする発想」というのを読んだ。



 どういう本かは「はじめに」に書いてあるこの部分を読めば分かると思います。

 わたしはジョークから発想の原形を学び、物の見方の座標を得た。本書は、そこからわたし自身が何を吸収したかのリポートでもある。紙数の範囲内のことであるから全部の領域を網羅するわけではないが、重要な部分ははずさないつもりでもある。抽象的な議論をあやつるのは嫌いなので、採集した具体例に即して話をすすめる。そのために関連のミステリやマジックのトリックを一部種あかししなければならなかったことをお許し願わなければならない。ジョーク、ミステリ、マジックの三者はひじょうに近い姻戚関係にある。


 つまり、この書籍のタイトルにある「トリック」とはミステリやマジックのトリックのことです。

 ジョーク、ミステリ、マジックの三者が非常に近い関係というのは目から鱗だったりします。
 これで思い出したのが、以前ラジオで永六輔氏が話していたこと。
 あるマジシャンが障害者施設へ手品を見せに慰問したとき、知的障害の人だったかが「人を騙すんじゃない!」と癇癪を起こしたことがあったそうな。その話をマジシャンから聞いた永六輔氏は、確かにマジックは人を騙す行為だ、なのにそれを楽しむというのは不思議だなと感心したんだとか。
 マジックは騙す行為であり、マジックはジョークと非常に近い関係であるということは、ジョークも騙す行為に近いということになります。

 最近こんなできことがありました。
 痛いニュース(ノ∀`) : iPhoneのロック画面をAndroid風に変更する有料アプリ、「実は壁紙でした」→クレーム殺到
 本人たちにとっては詐欺ですが、はたからはジョークに見えてしまうのは、ジョークと詐欺が近い関係だからなのかもしれないです。


 【4コマ漫画】
 「ジョークとトリック」に書かれていた小噺から4コマ漫画を作ってみました。
【4コマ】必要量

 元はこういう小噺。
 父「(中学生の息子に)おまえの成績はクラスで何番目だ?」
 息子「どうしてそんなことをきくの。」
 父「おまえのクラスの人数が知りたいんだ。」
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 AviUtlプラグインの「JPEG 3点セット」をバージョンアップしました。いつものところにあります。

 AviUtl プラグイン フィルタ by うえぽん

◆修正
 JPEGワンクリック保存の設定ダイアログを開いたままの状態で、AviUtl本体を終了させようとするとフリーズしていたのを修正しました。

◆ダウンサンプリングの種類を追加
 少しでもファイルサイズを縮めようと8:1:1(4x2や2x4)のダウンサンプリングを追加してみました。
 しかし、4:1:1で100KBのjpegを8:1:1にしてみたところ、サイズは1KB程度しか縮みませんでした。
 グレースケールで保存しても10KBしか縮まない(つまり色差情報は全体の1割しかない)ので、色差を削る方法ではこれ以上サイズを縮めるのは難しいようです。

◆プログレッシブJPEGに「カスタム版」を追加
 「JPEGワンクリック保存」のみですが、プログレッシブJPEGの分割方法をカスタマイズしてみました。
 これにより少しだけサイズが縮むようになりました。平均して0.3%程度しか縮みませんが、相性が良いと3%ぐらい縮みます。

 それと、普通のプログレッシブJPEGはネット上で閲覧するとき、おもむろにジワーと表示されますが、これではロードに失敗して途中で止まってしまったときに、元々そういう荒い画像だったのか、それともロードに失敗したのか分かりにくいです。
 そこで、カスタム版では最初はグレースケールで表示し、最後に色がつくようにしてみました。このブログを見るような人に分かりやすく説明すると、8bitゲーム時代の「ライン&ペイント」っぽくなります。

カスタム版プログレッシブJPEG


 ただし、一部のソフトでこのカスタム版プログレッシブJPEGを読めないものがあるようです。今のところ分かっているのは、susieプラグインのifjpeg.spiですが、これはifjpegx.spiにすることで解決します。
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 いまどきJPEGの量子化テーブルをカスタマイズするのは自分以外いないかもしれないですが、もしかしたらもあるので公開しておきます。
 作成した量子化テーブルが、0-100で表される圧縮品質のどれぐらいに相当するか計算します。

●8x8の量子化テーブルを入力(区切りはカンマ以外でも可。小数点も可)


ここに結果が表示されます


◆計算方法の解説
 JPEGのエンコードではDCT後の値を量子化テーブルの値で除算(割り算)するわけですが、このとき12bitの範囲(-2048から2047)を持つ値を16で割ったとしたら、8bitの範囲(-128から127)に収まるようになり、4bit分のデータを削減できたことになります。
 8で割ったなら3bit削減、32で割ったなら5bit削減、2の累乗以外では log2(a) を計算すれば削減されるbit数は求まります(例えば10で割るなら約3.32bit削減)。
 それならばと、量子化テーブルの各値の log2(a) を求め、それを合計したのが「量子化で削減されるであろう情報量」となります。この数値が近いもの同士は最終的な圧縮サイズも近くなる傾向があると気づき、上のようなものを作ってみました。

 あとは、「平均スケール」(平均削減ビット長から求めた量子化テーブルの平均値)を計算。圧縮品質の計算式を逆算してどの圧縮品質に相当するか求めます。
 圧縮品質の計算式は、圧縮品質をq、量子化テーブルの値をa、圧縮品質50の時の値をTとした場合、次のようになります。
   q>=50の場合: a = T*(100-q)/50
   q< 50の場合: a = T*50/q
 逆算するときは、aが先ほど求めた「平均スケール」、圧縮品質50の時の平均スケールが約45.27として計算します。

◆ただし
 量子化テーブルで削減されるビット量を計算しているだけです。後段のエントロピー圧縮を考慮してないので、正確な値は出ません。あくまでも近い値です。
 またその圧縮品質と同じぐらいの画質になるという意味ではなく、「同じぐらいのサイズになる」という意味です。量子化テーブルをカスタマイズするのに参考になるかもしれません。
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 先月の読売新聞のテレビ投稿欄にあった投稿。

『出演するなら勉強して』埼玉県


 自分も埼玉県民のはずですが、名物を思いつかない…、
 もしかしたら秩父まで行けば何かあるかもしれない。


【トリビア】
 埼玉といえば「ださいたま」ですが、この「ダサい」は「ナウい」とセットで誕生したらしい。
 しかし、「ナウい」の方はダサくなって死語と化してる。
 ・ナウい - Wikipedia
 ・ダサい(ださい) - 日本語俗語辞書
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 『さまざまな迷路』と『どんぐり民話館』を読了。

さまざまな迷路 (新潮文庫)
新一, 星
新潮社
1983-08T



どんぐり民話館 (新潮文庫)
新一, 星
新潮社
1992-12-22



 まずは『さまざまな迷路』から一遍を4コマ漫画化。

【コミPo】「ホンを求めて」


 これはNHKで映像化されていたりしますが、ホンが映像に滅ぼされた話を映像化するというのはなんかシュールだなと当時思いました。
 NHKの映像化では「幻覚とか」の部分がカットされています。放送を見たときは「映像も滅んでいるけど、映像は一体何に駆逐されたんだろう?」という疑問を持ちましたが、どうやら幻覚だったらしいです。
 星新一の作品には薬を飲んで幻覚を楽しむという危ないお話が結構あります。たぶん「幻覚とか」はそれらのどれかだと思います。もしかしたら「セキストラ」ではないかとも思いましたが、読み返してみると少年院の少年少女たちが読書にふけるようになった描写があるので違うようです。

●『どんぐり民話館』
 あとがきによると、『どんぐり民話館』は1001編の記念の本らしいです。ただし、同時期に出版された複数の雑誌に数編を同時に載せたため、どの作品が1001編目か特定できないそうな。
 どれが1001編目か分かりませんが、一遍を4コマ漫画化。

【コミPo】「永遠の青春」


 最近、声優さんに彼氏がいるだとか同棲しているだとかで一部で騒がれているようですが、上のようなお薬があれば解決できそうな気がします。

【余談】
 「デイト」は「デート」の古い言い回しです。
 いまどきデイトと言う人はいませんが、「DATE関数」は今でも「デイト関数」と言います。
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 本当は前回の「読んだ」からすでに5冊ぐらい読んでますが、1エントリーに書くのは多いと思うので今回は2冊。

かぼちゃの馬車 (新潮文庫)
新一, 星
新潮社
1983-10T



凶夢など30 (新潮文庫)
新一, 星
新潮社
1991-12-24



 というわけで、『かぼちゃの馬車』から一遍。

【コミPo】「なるほど」


 これに似たニュースが最近あったなと思ったら、去年オーストラリアであった下のニュース。
 「異世界から来たので法律は適用されない」と警官を車で引きずった魔女 - GIGAZINE
 現実が後からついて来たということなのかな。

●『凶夢など30』
 正直な感想を書いてしまうと、ちょっとオチが弱いものが多いかなぁと思います。
 新潮文庫は背表紙にある数字でその作者の刊行順が分かるのですが、『凶夢など30』は44番目に刊行されたものです。
 星新一の死後に刊行された『天国からの道』が51番目なので、かなり後半に刊行されたことになります。
 ネット上の評判を見ていると人気作品は若い番号に収録されているものが多いので、終盤のはやっぱり評価が分かれるのでしょうかね。

【余談】
 「現行犯逮捕」は警察じゃなくてもできるそうな。
 しかし小説などでは警察に現行犯逮捕してもらった方が法律に関する面倒な手続きが少なくなるのでその方が良いかもしれない。
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