うえぽんSW局

古いタイプの日記ブログです。気まぐれに更新してます。

2013年09月

 中国のATM事情が面白いことになってるらしいので、4コマ漫画にしてみた。

【4コマ】中国のATM


 以下が元ネタになったニュース。

 中国では「偽札」がATMから出てくる! 日本ではそんなことあるのか? : J-CASTニュース
 銀行豹変…ATM故障「札出て止まらぬ」と言ったとたん対応=中国 [サーチナ]

 ちなみに、中国といえば爆発ですが、ATMも爆発もしています。

 ATMが爆発、建物のガラス砕けて吹き飛ぶ=中国・福建 [サーチナ]


 【余談】
 上の4コマ漫画のATM、実はよく見るとコピー機です。
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 ぷよぷよとテトリスがコラボレーションした作品が出るそうな。

 『ぷよぷよテトリス』が発売決定、2大パズルゲームが夢の頂上決戦!! - ファミ通.com

 セガの落ちゲーといえば他にもコラムスがあっただろと思いつつ、そういえば落ちゲーを作るゲームがあったことを思い出し、積んであったのを引っ張り出してみました。

落ちゲー・デザイナー

 対応機種はセガサターン。タイトルは『落ちゲーデザイナー 作ってポン!』。

 タイトル名から落ちゲーを作るソフトだとすぐ分かりますね。

●キャラデザと声の出演
 キャラクターデザインは赤井孝美、声の出演はみやむーこと宮村優子です。
 説明書に書かれてるプロフィールは以下の通り。

落ちゲーデザイナー説明書1


 色紙部分を拡大。

落ちゲーデザイナー説明書2


●コンテスト
 説明書の後ろの方には、コンテストの募集告知があります。

落ちゲーデザイナー説明書3


 コンテストの結果が発表されたどうかは不明です。ネットを検索しても見つかりません。
 各セガサターン専門誌で発表と書かれているので、家の押入れにあるセガサターンマガジンを調べてみました。しかし、探し方が甘かったのか、発見できず。
 1998年といえば、年末のドリームキャスト発売を控え、湯川専務のCMが超話題になった年です。セガサターンは末期だったので、もしかしたら無かったことになったのかもしれません…。

●内容の方は…
 音声でナビゲートしてくれるのは良いのだが、ナビゲートの音声がCD-DAに収録されているため、CDドライブが頻繁にシークして、どうもスムーズさに欠けたりします(一応、オプションでナビデートをOFFにできる)。
 肝心の落ちゲーを作る部分については、作っているというよりも、コンフィグで細かい設定をしている感じがします。どうも『ぷよぷよテトリス』のようなゲームは作れそうにありません。
 他のサイトのレビューを見てもあまり評判はよくないようで、気合を入れて作りこむのは時間の無駄と判断。投げ出すことにしました。

●似たようなソフトがプレステにもある
 プレステには『落ちゲーやろうぜ! 』という似たようなソフトがあるらしいですが、これもあまり評判は良くないようです。

落ちゲーデザイナー作ってポン!
ビクター インタラクティブ ソフトウエア
1997-11-20






落ちゲーやろうぜ! 電撃コンストラクション
メディアエンターテイメント
1998-06-25



【関係ない話題】
 深夜にやってた映画を見ていたら「ワンダと巨像」が出てきた。「再会の町で」という作品。
 再会の街で
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 星新一の書籍未収録や入手困難だった作品を集めた『つぎはぎプラネット』が発売されたので購入。読了しました。

つぎはぎプラネット (新潮文庫)
星 新一
新潮社
2013-08-28



 ほどよい短さの作品があったので、それを4コマ漫画化してみた。

【コミPo】「命名」


 (洗濯機をタイムマシンに見立ててますが、洗濯機がタイムマシンになる映画ありましたね)

●一行説明
 ネタバレなしで各収録作品を25文字以内で説明すると以下の通りです。

 「知恵の実」:人の手先の高さに疑問を持った仙さんが御隠居に訊ねる
 「環」:人類は科学という名の天使を作り幸せを持って来させた
 「ミラー・ボール」:投票が一番少ない数字が当選となるアマノジャククイズ
 「栓」:原子の内部の内部のそのまた内部と窮極をきわめる実験
 「狐の嫁入り」:(「雨」の旧バージョン?)
 「タイム・マシン」:過去に遡って自分の父親を殺したらどうなるのか実行
 「太ったネズミ」:(「夢20夜」の「ネズミ」の旧バージョン?)
 「見なれぬ家」:道に迷い野宿となりかけていた二人が家を見つける
 「文明の証拠」:灰色のカンガルーたちが住む星に文明があるか調査
 「食後のまほう」:アラビヤ帰りのおじさんが子供達に食後の魔法を披露
 「黒幕」:核融合の原子力発電所で電子頭脳が停止。犯人を捜す
 「犯人はだれ?」:理科の知識を使った謎解き3話
 「未来都市」:二千年の未来。明子の父が火星から帰ってるくとの通信
 「ねずみとりにかかったねこ」:体が小さくなる薬を飲み宇宙研究所に侵入。盗みを企む
 「白い怪物」:緊急着陸した星でクラゲのような白い怪物に襲われる
 「悪人たちの手ぬかり」:一味の悪だくみを見てしまった少年が袋に詰められる
 「夜のへやのなぞ」:床屋を営むおじさんの家に泊まり、お化け騒動
 「地球の文化」:地球帰還の宇宙船についてきた円盤。何か手伝うという
 「宇宙をかける100年後の夢‐火星のハネムーン‐」:新婚旅行のためロケットで火星へ向う
 「オイル博士地底を行く」:タイムマシンで大昔へ行き石油や石炭の誕生を見学する
 「あばれロボットのなぞ」:円盤から出てきたのロボットに木々や家々を破壊される
 「被害」:エル氏の家に覆面強盗が入り、札束を盗んでいく
 「宝の地図」:インディアンの宝の地図だといつもほらを吹くじいさん
 「インタビュー」:オモチャのトラが赤ちゃんにインタビュー
 「お正月」:「おめでとう」と右手をあげるロボットに留守を任せる
 「白い粉」:(「夢20夜」の「白い粉」の旧バージョン?)
 「夢みたい」:アメリカの漫画『カスパー』に着想を得て小説を練る
 「正確な答」:百科事典などの知識を綜合して何でも答える電子機器
 「ゼリー時代」:宇宙人エックス博士が、地球人をゼリー状の肉体にする
 「万一の場合」:ガソリンスタンドに別々の強盗が同時に押し入る
 「妙な生物」:地球を植民地化しようとする宇宙人が麻酔ガスを撒く
 「空想御先祖さま それはST・AR博士」:憑いているご先祖様の霊は二八四六年の博士だという
 「オリンピック二〇六四」:二〇六四年のオリンピック。開催は毎年となっている
 「景気のいい香り」:(「ハナ研究所」の旧バージョン?)
 「ある未来の生活」:(「感謝の日々」の旧バージョン?)
 「二〇〇〇年の優雅なお正月」:未来のお正月。料理を食べたりロケットをあげたりする
 「ビデオコーダーがいっぱい ちょっと未来の話」:盗難事件の捜査をしつつ家庭用ビデオの普及を目にする
 「味の極致」:最良の料理をアドバイスする料理総合コンサルタント
 「ラフラの食べ方」:人工の卵「ラフラ」を発明。CMソングを作り宣伝する
 「魔法のランプ」:(「そそっかしい相手」の旧バージョン?)
 「上品な応対」:地球帰還の博士。ある星で温度調整器と食料を貰った話
 「ある未来の生活 すばらしき三十年後」:未来の住居、交通、学校、食事などの紹介
 「屋上での出来事」:屋上でボーナスの金額確認。なぜか女に渡してしまう
 「おとぎの電子生活」:電子機器や通信の発達で会社や図書館は離れてても良い
 「夢への歌」:像の歌の作用で、ある女性の夢を見るようになる
 「最後の大工事」:パミ星の大工事。終了と思ったら元に戻すを繰り返す
 「ケラ星人」:SF大会にしのびこんだケラ星人
 「ほほえみ」:(『ブランコのむこうで』の「ほほえみ」の元ネタ?)
 「ある星で」:ある星に訪れた探検隊。住民に愛を説明しようと苦戦
 「円盤」:九州のSF大会「KYUCON」に宇宙人が続々
 「不安」:SF大会がインベイダー星人に乗っ取られているという
 「太陽開発計画」:エネルギーが無限にある太陽の一番乗りを目指そう
 「魅力的な噴霧器」:シュッとやると催眠術をかけられる噴霧器を入手した男
 「命名」:A博士とB博士がそれぞれの発明品に命名
 「習慣」:家具も電化製品も揃っているが、何かが足りていない
 「L博士の装置」:無類のタバコ好きのエル博士。便利な装置を作る
 「ふしぎなおくりもの」:小説家の山田さんの部屋に、誰かが羊羹を置いて行く
 「お化けの出る池」:庭に招かれ、そこの池でぼんやりした丸い光を目撃

 “旧バージョン?”と説明しているのは、類似作品が他の書籍に収録されているものの、大幅な書き直しがされているものです。書籍収録時に書き直されるのはよくあることなのですが、大きな書き直しがあるものは別作品と見なしたそうです。

●全作品読破したい人向け
 これから星新一を読み始めるような人にはおすすめできません。
 今まで書籍に未収録なだけあって、全体的に作品のレベルが低いです。
 全作品読破を目指すようなマニア向けの一冊かもしれません。
 おまけで下のような認定証がついてます。

全作品読破認定証


●初出の月日と掲載誌が書かれてる
 今までの書籍には初出の月日は書かれていなかったのですが、『つぎはぎプラネット』では初出の掲載誌と月日が書かれています。
 PR誌(企業の広報誌のようなもの)に掲載されていたような作品は、その企業の商品を宣伝するのが主な目的なため、オチの意味を知るためには掲載誌が書かれているのはありがたいです。
 例えば、『エヌ氏の遊園地』に「紙片」という作品があるのですが、これはオチがよく分からない作品でした。しかし、アイスクリームメーカーのPR誌に収録されているものだと知れば、アイスクリームの部分がオチとなっていることが分かったりします。

【ところで】
 死後に書斎から未発表作品がみつかるというのはよくあるけど、実は別人が書いた作品なんてことはないのだろうか。亡くなった作家がイタズラで書斎に置いたものだとかして。 
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