うえぽんSW局

古いタイプの日記ブログです。気まぐれに更新してます。

2014年11月

 『本陣殺人事件』(横溝正史)を読了。




 『本陣殺人事件』は金田一耕助が初登場する作品です。角川文庫の金田一耕助ファイルシリーズの順番では、なぜかこれが2番目となってます。
 なお表題作の『本陣殺人事件』以外にも『車井戸はなぜ軋る』『黒猫亭事件』の合計三編が収録されてます。

■『本陣殺人事件』
 「密室の殺人」をテーマにした作品です。日本の家屋を使った密室トリックはこれが初だそうです。
 これは金田一耕助が登場する最初の作品でもありますが、金田一耕助がアメリカにいた時代、薬物に溺れていたというのに驚きました。


■『車井戸はなぜ軋る』
 『犬神家の一族』のプロトタイプともとれる作品です。
 本位田家の長男と、腹違いで他所の家で育てられた男。この二人は年齢が近いことや父親が同じこともあり瓜二つ。二人は太平洋戦争に徴兵されるが、復員してきたのは本位田家の長男の方だけだった。だがその長男は両目を失明したせいか性格が変わってしまった様子。もしや腹違いの男が成りすましているのではないか?という疑惑が浮かび上がるという物語です。
 神社に奉納した手形から本人かどうか確認するなど『犬神家の一族』との共通点があります。
 元々は金田一耕助は登場しない作品だったそうですが、金田一耕助がこの事件の資料を入手してそれを語り手(作者)に渡したという形にして登場させています。


■『黒猫亭事件』
 「顔のない屍体」をテーマにして作られた作品です。作品の冒頭で「顔のない屍体」について解説しているのですが、なんと解決法まで書かれていたりします。以下はその部分の引用です。
これは被害者と加害者とがいれかわっているのだなと、すぐそう考えても、十中八九まず間違いはない。即ち、「顔のない屍体」の場合では、いつも、被害者であると信じられていたAは、その実被害者ではなくて犯人であり、犯人と思われているB──そのBは当然、行く方をくらましているということになっている──これが、屍体の御当人、即ち被害者である。と、いうのが、少数の例外はあるとしても、いままでこのテーマを取り扱った探偵小説の、たいていの場合の解決法である。
 いきなり被害者と加害者が入れ替わっているとバラしています。しかもこれ以外にもバラしているというのが……(これ以上はネタバレのため書きません)。


■4コマ漫画
 金田一さんが密室トリックの説明を長々としているのを読んでいて、こんなことを思ってしまった。
【4コマ】『本陣殺人事件』を読んでこう思った
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 4コマ漫画です。

【4コマ】バター不足


 トラが絶滅危惧種になってると思って4コマ漫画を描きはじめたものの、調べてみたら絶滅危惧種はライオンの方でした。
 ライオンがアメリカの絶滅危惧種に - ナショナルジオグラフィック

 バター不足については農林水産省がQ&Aのページを作ってます。
 農林水産省/バター不足に関するQ&A


 【余談】
 アメリカにはバターを揚げた「揚げバター」なるものがあるそうだが、最初それを聞いときバタフライ(ButterFly)にかけたジョークなのかと思った。(揚げバターは英語でDeep Fried Butter) 
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 セガサターン発売から今日で20周年です。今から20年前の1994年11月22日に発売されました。

 当時のことを思い出そうとしているのですが、困ったことになかなか思い出せずにいます。人間の脳は滅多に使われない記憶はすぐには思い出せないようです。
 そういうときはwikipediaで調べるのが良いですね。たぶん多くの人がwikipediaで調べていると思います。曖昧な記憶も修正されたり補強されるので便利です。

 さて、wikipediaの「セガサターンのゲームタイトル一覧」を見ていて気づきましたが、本体と同時発売だった5タイトルを自分は所持しているようです。

セガサターン、ロンチ5タイトル


 写真の左上のソフトから簡単に紹介。

 『MYST』
 今でいうところの脱出ゲームです。ミスト島の各所からヒントを探し出し、そのヒントをもとに行動していくと他の世界へも行けるようになっていきます。最後はこの世界の謎が明らかになったと思います。
 とにかく謎解きが難しいゲームです。当時、ゲーム雑誌のヒントを見ながらなんとかクリアしました。
 20周年を記念して再プレイしてみましたが、のっけから何をしていいのか分からず躓きました。攻略サイトも見てみましたが、自分の記憶に無いことが書かれており、本当にこのゲームをクリアしたのか不思議でなりません。


 『麻雀悟空 天竺』
 スーパーファミコンからの移植です。普通の4人打ち麻雀ゲームですが、西遊記になぞらえて孫悟空が魑魅魍魎どもを麻雀勝負で撃破しながら天竺を目指します。
 当時はイカサマ(特殊能力など)のない麻雀ゲームをこれしか持っていなかったので、一人で麻雀の練習をしようとこのゲームを何度もプレイしていた記憶があります。
 しかしこのゲームをクリアした覚えはありません! 何回もプレイしていれば運良く1回ぐらいはクリアできそうなものですが、そんなことは1度もありませんでした。パッケージ裏には「イカサマなし」と書かれているものの、どうもコンピュータ側はコンビ打ちをしている気がしてなりませんでした。仲間に欲しい牌があると鳴かせたり、プレイヤーに順番が周らないように鳴いて順番を飛ばしたり、プレイヤーがリーチすると仲間の安い手に差し込んだりと、そんな現象が結構ありました。コンビ打ちするようにプログラムされていたのかは判りませんが、どうも釈然としません。


 『TAMA』
 迷路盤を傾けて玉をゴールまで転がすという遊びをゲームにしたものです。このソフトを買ったのはつい最近なので、あまり遊んでないです。
 しかし、このゲームの一番の注目ポイントは、ゲームそのものよりも説明書にあるのではないでしょうか。このタイムワーナーインタラクティブの旧称はテンゲンなのですが、メガドライブ時代(セガサターンの1世代前)から説明書のゆるさに定評がありました。名称がタイムワーナーインタラクティブになってもテンゲンの面影が多少残ってます。


 『バーチャファイター』
 説明不要だと思いますが、3Dポリゴン格闘ゲームです。本体同時発売ソフトの一番の注目ソフトです。自分が本体と一緒に買ったのはこれです。本体の値段分を取り返すんだと意気込んで何度もプレイしていたと思います。
 BGMがCDオーディオで収録されているのでサントラにもなります。遊んでないときはこれをよく聴いていました。


 『ワンチャイコネクション』
 コマンド選択式のアドベンチャーゲームです。基本システムはファミコン時代から変わってませんが、次世代機となり実写が使えるということで、登場人物に杉本彩さんなど有名な方たちを使っています。
 ゲームの方はコマンドの総当たりを強いられるので評価は低くなりますが、ストーリーの方は2時間サスペンスドラマが好きな人には楽しめると思います。
 1回プレイすれば十分なゲームですが、自分はなぜかこれを何度かプレイしていたりします。当時の自分は他にすることが無かったのかもしれません。



 他にも気づいたことがありますが、上手くまとめられないのでこの辺にしておきます。
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 4コマ漫画です。

【4コマ】「G」と略した方が良いらしい


 今回の元ネタはこれ。
 サイボーグ化ゴキブリ Biobot で災害救助、米大学が開発。声を頼りに生存者を捜索 - Engadget Japanese
 こんなのが来たら生存者に叩き潰されるんじゃないかと思う。
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