うえぽんSW局

古いタイプの日記ブログです。気まぐれに更新してます。

2015年07月

 4コママンガです。

【4コマ】最小限主義


 「断捨離」が流行語に選ばれたのが5年前(2010年)。
 今ではそれをさらに突き進めたミニマリスト(最小限主義者)なるものがあるそうです。「ミニマリスト」とか「ミニマルライフ」で画像検索すると部屋の様子の写真をたくさん見られると思います。
 どうやらスマートホン1台で何でもできるようになったことや、東日本大震災の経験などがミニマリストになった主なきっかけのようです。
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 『夜歩く』(横溝正史)を読了。
 金田一耕助が事件を解決する推理小説です。




■作者が選ぶベスト10の第10位
 『真説 金田一耕助』というエッセイに作者が選ぶ金田一耕助もののベスト10が載っていますが、『夜歩く』はその中で第10位に選ばれています。
 選ばれた理由が文庫本の売れ行きが良いからというあまり積極的なものでなかったりしますが、売れ行きが良いのにはやはり理由があるわけで、実際に読者の人気は意外と高いようです。
 こんなまとめもあります。
 横溝正史『夜歩く』が好き! - Togetterまとめ

■一人称で書かれている
 三流小説家の屋代寅太を視点にする一人称で書かれています。これまで読んできた中では『八つ墓村』以来の一人称形式です。それ以外はほとんどY先生(横溝正史)視点による三人称でした。
 三流小説家による一人称とはいうものの、実際に書いてるのはY先生(横溝正史)だったりするわけで、三流小説家にしては筆が立つなぁと思ったりしました。

■顔のない死体のトリック
 横溝正史は推理小説における三大トリックとして「密室」「顔のない死体」「一人二役」の三つをあげています。
 これについては『黒猫亭殺人事件』の劇中でY先生(横溝正史)自らが説明しています。
 その説明によると「顔のない死体」ではほぼ間違いなく死体役と犯人役が入れ替わっているとのこと。犯人は死体を自分と思い込ませることで自分の死を偽装し、その間に逃亡するという筋書きというわけです。
 今回読んだ『夜歩く』では首のない死体(すなわち「顔のない死体」)が登場しており、もうこれは死体と犯人が入れ替わっていると思って間違いなさそうなのですが、さてさて、そう簡単にいかないのが面白いところですね。

■好きなシーン
 このシーンが好きです。
『夜歩く』のあのシーン


 金田一耕助は犯人による殺人を許してしまうケースが多いですが、『夜歩く』ではなんと未然に殺人を防いでいます。
 寸前のところで止めるというのが映画みたいでちょっと格好良かったりします。



 以下は核心に触れるネタバレのため注意。
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 4コマ漫画です。

【4コマ】ミステリーとサスペンス


 というようなミステリーとサスペンスの違いがあるそうな(追記:“違い”というよりも“見分け方”と言った方が良いかもしれません)。

 たしかにミステリーだと、まず間違いなく殺人事件が起こるわけだが、読者の関心は「誰が犯人か?」「どうやったのか?」といった“過去”に向けられている。
 対してサスペンスは「また殺人事件が起こるのでは?」「次は誰が殺害される?」「仕掛けられた時限爆弾を止めないと!」といった風に読者の関心は“未来”に向けられていたりする。

 まあ、たいていのミステリー作品はサスペンス要素も含んでますね。それぐらいやらないと刺激が足りなく面白くならないのでしょう。

 それはそうと、4コマ漫画の中に描いた疑問。
 もしテストが日本史や世界史なら、過去に何が起こったかを問題にしているから、これもミステリーになると思う。


【余談】
 色々な映画を観てきたが、「仕掛けられた時限爆弾」はまず止められずに爆発することの方が多い気がする。
 おそらく爆破シーンを入れたいという思惑のために主人公の健闘は報われないのだろう。
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