麻雀悟空ネタを年明けに持ち越したくないので、今回で打ち止め終了です。

 さて、説明書のキャラクター紹介に以下のようなことが書かれてます。
麻雀悟空天竺_ジ大王説明

 『よくひっかけ立直をするので、自分から筋の牌は切らないほうがよい。
 この一文から分かることは、偶然に見えるスジ引っかけも実は意図的にやってるということです。
 スジについての基礎知識はWikipediaを参照のこと。
 筋 (麻雀) - Wikipedia

 ということでスジについて注意深く見ていると、スジ引っかけぽいものが見られます。
 まずこれは上家がスジ引っかけになってます。
 麻雀悟空_スジひっかけ1_上家
 捨て牌に六萬がありそのスジの九萬単騎待ちです。
 偶然にも自分は六萬を暗刻で持っていたのでそのスジを止めてました(自分がたくさん持っている牌は相手が欲しい牌という理論)。

 これも単騎待ちのスジ引っかけ。
 麻雀悟空_スジひっかけ2_下家
 下家が捨て牌に六萬のスジの三萬単騎待ち。しかしこれもアガれてないです。スジ引っかけは愚形の待ちになりやすいので基本的にアガリ難いものです。

 そしてこれはコンピュータが一番よくやるスジ引っかけのパターン。
 麻雀悟空_スジひっかけ3_対面_下家振る
 リーチ直前の手牌は135のリャンカン待ちで、そこから5を切ってリーチのカン2待ちです(1切りリーチでもスジ待ちになるが引っかけとしては弱い)。リーチ宣言牌のスジがアタリ牌という「モロ引っかけ」になってます。
 下の画像でも上家が468のリャンカン待ちから4を切ってのカン7待ちというパターンになってます
 麻雀悟空_スジひっかけ4_上家_自分もやる
 何度もやっているとこのようなリャンカン待ちからスジ引っかけのパターンを非常によく見かけます。
 偶然スジ引っかけになったようにも見えますが、イーペーコーを捨ててスジ引っかけにしていることもあるので、偶然ではなく意図的と思って間違いないでしょう。

 ちなみに最後の画像は自分もモロ引っかけをやってます。コンピュータが引っかかるのか試してみたかったのですが、ツモってしまいました(何度か試してみるとコンピュータもスジには引っかかることは分かる)。


 「麻雀悟空 天竺」のネタはたぶん今回で打ち止め。
 これだけやってれば麻雀が強くなったのかと思いましたがそんなことは全然ありません。
 このコンピュータに対してだけはそこそこ強くなりましたが、他のコンピュータには勝てなくなってしまいました。
 これはAI(機械学習)でいうところの過剰適合というものかと思います。
 過剰適合 - Wikipedia


麻雀悟空 天竺
エレクトロニック・アーツ・ビクター
1994-11-22