曇天文庫でまとめられているシャーロック・ホームズのシリーズを読了。
 青空文庫プロジェクト杉田玄白で公開されている翻訳を、koboやkindleで読める形式にしてまとめたものです。
 アーサー・コナン・ドイル「シャーロック・ホームズ」 - 曇天文庫(リンク切れ)

 最近NHKでやっていた人形劇や、かつて宮崎駿も関わった犬を擬人化したアニメは見ていたのですが、原作は今まで読んだことがありませんでした。
 たまたま何の気なしに読んでみたら結構面白かったので、曇天文庫でまとめられている分を全部読んでしまいました。
 ほとんど短編なので一つの事件を30分〜1時間ぐらいで読めてしまうのがお手軽で良かったです。

 数々の事件の中で一番気に入ったのは『赤毛連盟』です。原題はThe Red-Headed Leagueで、邦題は他にも『赤毛組合』『赤髪組合』『赤髪連盟』『赤毛クラブ』などあるそうです(wikipediaより)。

 というわけで、今回は『赤毛連盟』の導入部分のあらすじ漫画にしてみました。
 おそらくこれだけでも推理できると思います。結末の部分は描(書)きません。自分で推理してください。答えは青空文庫で読めます


【コミPo】【1ページ漫画】赤毛連盟


 質屋の御主人が全く意味のないことをさせられているのが実は別の人物にとっては意味のある行為、というのがナンセンスでユーモラスな話だなと思います。
 こういう話はミステリよりもショートショートに引き継がれているのではないでしょうか。
 星新一の作品に『シャーロック・ホームズの内幕』というのがありましたが、それがこの『赤毛連盟』のパロディとなっています。他にも『赤毛連盟』のトリック(通称“赤毛トリック”)を使った作品がいくつかあったと思います。


【余談】
 それにしてもシャーロック・ホームズが現代では考えられない危ない薬をやっているのに驚いた。