ケイブンシャ文庫の『小松左京ショートショート全集(2)』を読了




 今回は(2)を読んだということで、その中から1編を1ページ漫画にしてみました。

【コミPo】【1ページ漫画】「けだものたち」


 先週買ったコミPoの素材をさっそく活用。自動車の素材が欲しかったです。

●一行説明 兼 目次
 ネタバレなしで各作品を25文字以内で説明すると以下の通りです。
 並び順は初出順になっているようです。自分が読んだのはケイブンシャ文庫ですが、ハルキ文庫版でも掲載順はほぼ同じのようです。ただし「大混線」「ハーモニカ」「わびしい時は立体テレビ」「さらば幽霊」はハルキ文庫のみの収録です。

 「期待はずれの人間象」:人のために働くよう動物の知能を高めて人間化する研究
 「新都市建設」:新しい都市計画に反対の祖父が孫と言い争い
 「忘れられた土地」:地球周辺の宇宙空間を漂う謎の土地を発見
 「地下道」:東京大阪間の新幹線や航空機の乗客数が謎の減少
 「超能力者」:心を読んだり未来予知できる超能力者が復讐しにくる
 「三本のスキー」:立木を通り抜けたとしか思えないスキーあと
 「標準化石」:日本どころかその地層にはないはずの化石が続々と出る
 「お花見園」:三、四十分で四季のお花見をできる有料お花見園
 「鏡の中の世界」:航空便がエアポケットに入った拍子に世界が反転
 「順送り」:アメリカ(北米大陸)が焦土と化し、全世界が戦争突入
 「けだものたち」:外来のけだものによって星が荒らされ、嘆く長老
 「大混線」:(ハルキ文庫版に収録)
 「ハーモニカ」:(ハルキ文庫版に収録)
 「事故」:全世界が異常な気象となり、全て全滅
 「役に立つハエ」:人間の生活に役立つよう改良したハエを外に放つ
 「いかもの食い」:悪食自慢の集まり。新顔が謎の食べ物を持ってくる
 「回向」:地球と月との旅客宇宙船。ネズミやエテ公の目撃騒動
 「面従腹背」:後頭部にも目や耳がある原住民の惑星と交渉
 「幽霊星」:惑星の幽霊が出現。知的生命体の生活も見える
 「子供の神さま」:ミュータントの森に取り残された子供達が都市を目指す
 「都市病」:大都市が文明のガンに陥っていると宇宙人の学者が指摘
 「見知らぬホテルにて」:ホテルの部屋から出ようとするが、なぜか出られない
 「深夜放送」:真夜中、何も映っていないテレビを眺める子供たち
 「失われた宇宙船」:宇宙船発掘という考古学的大発見。しかし動力が不明
 「無実の罪」:団地の奥さま方の欲求不満解決に、狂言強盗を事業化
 「オートナイ」:音のぜんぜんしない新型オートバイの権利一切を買う
 「賄賂法案」:汚職の表面化を恐れ、いっそ賄賂収賄の合法化を思案
 「信仰」:ベテラン宇宙艇長がある星で神様扱いされた話をする
 「夏の行事」:日本人のある行事が火星からも見られると大賑わい
 「早とちり」:火星には高等生物は存在しないという発表で自殺者
 「自信恢復」:催眠術がスランプの奇術師が、精神分析医を訪ねる
 「昔の義理」:盲腸炎の患者を「修理」する
 「青空」:鼻毛が伸び、眼には薄瞼のある都会人が田舎へ旅行
 「施餓鬼」:水を求め砂漠をさまよう男の前に妙な食べ物が出現
 「白い部屋」:白い部屋で男の名を呼び続ける女。その女が心配な男
 「もったいない」:車の電池が切れたので、新世代の電力への移行を考える
 「完全犯罪」:自分の仕事は全て完全犯罪だったと語る老囚人
 「交替」:夢の中に自分の席を奪おうとする人物が長年出続ける
 「夏の終り」:祭りが終わり売店が閉じる中、お化け屋敷だけ開いてる
 「ある生き物の記録」:単細胞、多細胞と進化し、殻をつくっては領土を広げる
 「工事」:二十数年前から続いている工事。何の工事か調査する
 「野の仏」:ふと峠の石に心を惹かれ、道しるべにとそれで仏を彫る
 「奥様トルコ」:矯風会の監視が厳しい団地付近にあれができたとの噂
 「遠い国から」:車を引き揚げようと組んだ三つ股にコックリさんが宿る
 「見すてられた人々」:子供の代表という子供達が大統領に最後通告をする
 「いっせい違反」:警察による交通違反の全国いっせい取り締まりが大参事
 「蜘蛛の糸」:有名な「蜘蛛の糸」とは異なる平行世界の「蜘蛛の糸」
 「去りゆく」:息も絶え絶えの微小なものに巨大なものが昔の話をする
 「星からのお礼」:六畳ぐらいの大きさの紙のような何かを野原で見つける
 「海底のおばけ」:海底に沈む宇宙船の窓からおばけが見てると子供達
 「四次元ラッキョウ」:猿山の猿がムキになってラッキョウを剥いてるのを発見
 「なまぬるい国へやって来たスパイ」:算数もできないようなスパイがA国へ送り込まれる
 「おむかえ」:女が焚火に誘う。その焚火には青く輝く丸いものがある
 「アリ」:アリが壊れた時計や釘、空缶などを運んでいるのを発見
 「返還」:アイヌ人に北海道を返還したのを皮切りに全世界で返還
 「わびしい時は立体テレビ」:(ハルキ文庫版に収録)
 「さらば幽霊」:(ハルキ文庫版に収録)
 「まいご」:女の子一人では危ないので男の子が送ってやろうとする
 「長い旅」:祖父と孫2人が乗った列車。車窓に様々な風景が映る
 「ひきつぎ」:頬の痛覚がない男。いよいよ二十世紀最後の日を迎える
 「あちらとこちら」:自殺しても助かってしまう男。あちらを覗いてしまう
 「トップレディーむかしむかし」:過去へ行き、額田王、紫式部、北条政子にインタビュー
 「公明選挙」:全候補者、自分に入れた票以外全てが無効票という事態
 「辺境の寝床」:原始的な星に連行さるが、儀式を見るだけで解放
 「怪獣撃滅」:新発見の惑星。怪獣と人型の巨人が戦っているのに遭遇
 「下品な連中」:街に下司な連中が増えたと憤るミカエルやアンジェラら
 「パパ」:父兄と面談したいが父親に会わせようとしない生徒
 「歌う空間」:世界中の人々の口が突然いっせいに一つの歌を歌いだす

 「辺境の寝床」はオチで落語の「寝床」について言及していますが、落語の「寝床」を簡単に説明すると、ジャイアンリサイタルです。

 今回の分はハルキ文庫版では〈2〉〈3〉〈4〉と3つにまたがって収録されているようです。