『悪魔が来りて笛を吹く』(横溝正史)を読了。




■出だし
 昭和二十二年。椿家の主である椿英輔が何かを思いつめて自殺してしまう。その後、妻の秌子が死んだはずの夫英輔の姿を目撃したと怯えだし、それを心配した娘の美禰子が金田一耕助に助けを求めることとなる。
 というのがストーリーの出だしです。
 これ以降はサザエさんに置換して説明すると分かりやすいかもしれません。

■サザエんさんで説明
 自殺した椿英輔はサザエさんでいうとマスオさんにあたります。椿家(フグ田家)とはいっていますが、実際に家を支配しているのは妻の新宮家(磯野家)です。婿養子ではないがほとんど婿養子というのが似ています。
 そんなマスオさんが磯野家の重大な秘密を知ってしまい、思いつめて自殺してしまいます。
 その後、磯野家では殺人事件が起こり、犯人を探すこととなります。重要な手掛かりとなるのがマスオさんが知ってしまった秘密です。その秘密が分かれば、犯人も動機も一気に分かります。
 そしてヒントとなるのがマスオさんが生前に作曲したフルートの曲「悪魔が来りて笛を吹く」となります。


 これ以上はネタバレになるので書きません。
 とにかくこの秘密が気になってしょうがなかったので最後まで寝ないで一気に読んでしまいました。
 オチには驚かされました。このオチをサザエさんに置換するととんでもないことですよ。


■金田一さんがいてもいなくても…
【コミPo】金田一耕助が来たりて

 ミステリの主人公が訪れるところでは必ずと言って良いほど殺人事件が起こる。このことから主人公は疫病神ではないかと言われることもあるが、だからと言って事件が解決する前に去られても新しい殺人事件が発生して困りものである。