ソード&ソーサリー
 同名タイトルで全く別のゲームがあるそうですが、セガサターン版の方をクリアしました。3DOからの移植作品で、ジャンルはRPG。メーカーはマイクロキャビンです。

●OPムービー
 見所は主人公のお尻。
 人間キャラが2人しかいないですが、声優名のクレジットがある獣キャラは全員味方になったりします。人間キャラの一方も狼男だったりするので、主人公以外は獣ばかりということになります。(モコモコして柔らかそうなケモノだったら良いけど、硬そうなのはちょっとね)

●クリアにかかる時間
 最近、遊ぶゲームを選ぶのに「プレイ時間がどれくらいか?」を気にするようになりました。もしかしたら他の人も気にしてるんじゃないかなと思うのでクリアにかかった時間を書くと、約19時間かかりました。ありもしない特別なアイテムとかを探そうとしなければもっと早くクリアできると思います。

●「ちびまる子ちゃん」みたいなナレーション
 このゲームの特徴をあげるとしたら、「ちびまる子ちゃん」みたいなナレーションです。下の連続キャプはこのゲームのシナリオがどんなものか端的に物語ったシーンとなってます。
ソード&ソーサリー_ナレーション例
 プレイヤーキャラが喋るタイプのRPGは割と多いですが、そこからさらに一歩進んで、神の視点でキャラの心の中までプレイヤーに提示するのは非常に珍しいと思います。
 ついでにこのキャラ同士のやり取りで気づいた人もいると思いますが、「クレヨンしんちゃん」でよくある掛け合いだったりします。このシーンに限らないのですが、どうもシナリオのセンスが1990年代前半頃のアニメから影響を受けているっぽいです。

●ワンポイント攻略
 中盤あたりで物理攻撃を回避するモンスターが登場します。魔法で攻撃するというのはすぐ分かりますが、そのとき使うベストな魔法は「フリーズ」です(たぶん)。
 「フリーズ」は、通常のダメージだけでなく、敵を凍らせて行動不能にでき、さらに凍っている間は毎ターンダメージを与えます。つまり通常ダメージ + スリープ + ポイズンの効果とお得な魔法です。しかも障害物の影響を受けないのも良いですね。
 また、魔法を覚えないキャラも武器を装備すれば使えるようになります。馬鹿の一つ覚えで「フリーズ」を乱発してればとりあえず安全に勝てます。

●感想
 サタコレ(過去作品の廉価版)になるのは名作が多いですが、この「ソード&ソーサリー」は名作とはちょっと……という感じです。特にシナリオが。
 ゲームとしては、主人公が最初からテレポーテーション(ルーラみたいなやつ)を使えるなど、サクサク進められるようバランス調整してあるのは良くできている思います。まあ、主人公が最初からそこそこの魔法を使えるのって「スレイヤーズ」の影響じゃないかなと思ったりもしますが。

ソード&ソーサリー
マイクロキャビン
1996-05-31



マイクロキャビン
1997-12-11