『地球から来た男』(星新一)を読了。

地球から来た男 (角川文庫)
星 新一
角川書店
2007-06-23



 角川文庫なので新装版と旧装版がありますが、旧装版はこんな感じです。
地球から来た男


 というわけで、『地球から来た男』の中から一編を大雑把に1ページ漫画にしてみました。
 一応お断りしておくと、大雑把に要約したものなので、オリジナルと違う部分があります。これを見て作品を知ったつもりにならないで下さい。
【コミPo】【1ページ漫画】「包み」

 

 収録作品は17編。各編を25文字以内、ネタバレなしで説明すると以下の通り。

 「地球から来た男」:産業スパイが見つかりテレポ装置で他星に追放される
 「夜の迷路」:幻の声を求めて夜の散歩
 「改善」:肩を叩くとすがすがしい気分で目が覚める
 「もてなし」:ブルギさんとやらになり、多くの人からもてなされる
 「ある種の刺激」:社長が急に支店へやってきて奇妙な命令をする
 「あと五十日」:死神のような男に「あと○日」とカウントダウンされる
 「包み」:画家が青年から包みを預かるが、なかなか取りに来ない
 「密会」:むかしの彼女が、妻の寝言を借りて通信してくる
 「住む人」:林の中の一軒家で音を立てずに隠れ住む老人
 「はやる店」:開運のまじないで店が流行るが、副作用で悪夢を見る
 「ゲーム」:悪魔との願い事で幽霊となった友人
 「戦士」:四十五歳の男が、宇宙人と戦う戦列に加わる
 「来客たち」:死んだのはあっちの方だと主張しあう二人
 「疑問」:悪魔を召喚するつもりが女を瞬間移動させてしてしまう
 「向上」:「あっ」と声を上げ三歩ほど歩くと死ぬ三歩病
 「ある日を境に」:福の神になった男。勤める先の景気を良くなる
 「能力」:聴覚と視力に障害を持つが、テレパシー能力を持つ男

 この中で印象に残っているのは「地球から来た男」「もてなし」「包み」の3つですかね。
 「地球から来た男」はNHKで実写ドラマ化されていますが、あれを見たとき印象に残ってました。
 「もてなし」については「世にも奇妙な物語」っぽい話だなぁと思って読んでましたが、1995年の「世にも奇妙な物語」でドラマ化されていたようです。たぶんその時の記憶がかすかにあったのかもしれません。その時のタイトルは「ブルギさん」とのこと。ちなみに同じ回に『地球から来た男』収録の「はやる店」もやっていたらしいです。
 世にも奇妙な物語の放映作品一覧 - Wikipedia