いまどきJPEGの量子化テーブルをカスタマイズするのは自分以外いないかもしれないですが、もしかしたらもあるので公開しておきます。
 作成した量子化テーブルが、0-100で表される圧縮品質のどれぐらいに相当するか計算します。

●8x8の量子化テーブルを入力(区切りはカンマ以外でも可。小数点も可)


ここに結果が表示されます


◆計算方法の解説
 JPEGのエンコードではDCT後の値を量子化テーブルの値で除算(割り算)するわけですが、このとき12bitの範囲(-2048から2047)を持つ値を16で割ったとしたら、8bitの範囲(-128から127)に収まるようになり、4bit分のデータを削減できたことになります。
 8で割ったなら3bit削減、32で割ったなら5bit削減、2の累乗以外では log2(a) を計算すれば削減されるbit数は求まります(例えば10で割るなら約3.32bit削減)。
 それならばと、量子化テーブルの各値の log2(a) を求め、それを合計したのが「量子化で削減されるであろう情報量」となります。この数値が近いもの同士は最終的な圧縮サイズも近くなる傾向があると気づき、上のようなものを作ってみました。

 あとは、「平均スケール」(平均削減ビット長から求めた量子化テーブルの平均値)を計算。圧縮品質の計算式を逆算してどの圧縮品質に相当するか求めます。
 圧縮品質の計算式は、圧縮品質をq、量子化テーブルの値をa、圧縮品質50の時の値をTとした場合、次のようになります。
   q>=50の場合: a = T*(100-q)/50
   q< 50の場合: a = T*50/q
 逆算するときは、aが先ほど求めた「平均スケール」、圧縮品質50の時の平均スケールが約45.27として計算します。

◆ただし
 量子化テーブルで削減されるビット量を計算しているだけです。後段のエントロピー圧縮を考慮してないので、正確な値は出ません。あくまでも近い値です。
 またその圧縮品質と同じぐらいの画質になるという意味ではなく、「同じぐらいのサイズになる」という意味です。量子化テーブルをカスタマイズするのに参考になるかもしれません。