「rgb2yuy2」の名称を「補間なし平均」に変更&更新。それと関連して「JPEG 3点セット」をver0.1.3に更新しました。

 AviUtl プラグイン フィルタ by うえぽん

◆「rgb2yuy2」改め「補間なし平均」について
 「rgb2yuy2」だけでなく「内部もBT.709」もセットで名称変更しています。
 「rgb2yuy2」だとRGBからの色変換にしか使えないと勘違いされそうなので、機能がわかりやすい名前にしてみました。
 個人的には「補間なし平均(内部BT.709)(BT.709)」をよく使ってます。全てをBT.709にすることで色域の変換によるロスが減り、精度が上がるんじゃないかなと思ってます。実はこれ、AviUtl標準の「BT.601」でも同じことができたりします。AviUtl標準の「BT.601」はRGBへの変換がBT.601なためにプレビューでの色がおかしいだけで、実際にYUY2でファイルへ出力してそれをBT.709で再生すればちゃんとした色で表示されます。

◆「JPEG3点セット」の更新について
 上に関連しての個人的な変更です。
 JPEGはBT.601なのですが、AviUtlの内部YC48もBT.601なので、JPEGの保存はスケーリング(約12bitを8bitへ変換)だけしていました。しかしAviUtlの内部をBT.709にしている状態だと、スケーリングだけというやり方では色が変になってしまいます。そこでBT.709→BT.601という色変換をできるようにしてみました。

 以下実験。ソースは地デジのアニメでBT.709。それをノイズ除去やリサイズ処理してJPEG保存します。
 黄色だと違いが分り易いのでこの目玉焼きをサンプルに選んでみました。左上のレタスも注目です。ブラウザのタブを使って比べると違いがわかりやすいかもしれません。

(1)ソースBT.709、入力BT.709、内部BT.601としてJPEGワンクリック保存
入力BT709_内部BT601として


(2)ソースBT.709、入力BT.709、内部BT.709としてJPEGワンクリック保存
入力BT709_内部BT709として


(3)ソースBT.709、入力BT.601、内部BT.601としてJPEGワンクリック保存
入力BT601_内部BT601として


(4)ソースBT.709、入力BT.601、内部BT.709としてJPEGワンクリック保存
入力BT601_内部BT709として


 (1)と(4)は色空間が合っているので同じ色合いになってます。
 (2)は、BT.709→BT.601という色変換を2回やっていることになります。
 (3)は、BT.709のソースをBT.601としてデコードしているような状態です。

【余談】
 サンプルとして使った画像の目玉焼きは何のアニメか分かった人はいるだろうか?
 答えは「魔法少女まどか☆マギカ」の4話。