今回も旧ブログに書いていたネタのサルベージです。
 頭の体操などにありがちな天秤問題です。

【問題1(12個問題)】
 12個のオモリがある。そのうち1個だけ重さが違うそうだ。
 さて、天秤を3回だけ使って誤りの1個を特定するにはどうすれば良いだろうか?
 さらに、誤ったオモリは正しいものより重いのか軽いのかも当てよ


【問題2(13個問題)】
 今度は13個のオモリがある。これにも1個だけ重さが違うものが混じっている。
 今回も天秤を3回だけ使って誤りの1個を特定するにはどうすれば良いだろうか?
 ただし、今回は誤ったオモリが重いか軽いか当てなくとも良い。


 12個の場合は誤りの1個が重い軽いまで完全に求められますが、13個の場合は完全には無理なのでそこまでは求めません。
 オモリはコインとか金貨とか玉とかと色々のバリエーションがありますが、どれでも同じです。

 以下は、自分が見つけたやり方です。

 12個問題と13個問題では一部しか違わないので一緒に説明します。
 まず、オモリを3つのグループに別けます。
 12個問題では、4個、4個、4個の3つのグループ。
 13個問題では、4個、4個、5個の3つのグループとなります。
 そうしたら4個グループ2つを天秤にかけます。これが1回目です。

【1回目がつりあった場合】
 天秤に乗せた8個のオモリは正しいので(正)と表わします。残りのオモリは疑いがあるので(疑)とします。
 12個問題では(疑)は4個、13個問題では(疑)は5個あることになります。
 そしたら次のように乗せます。これが2回目です。

 左:(疑)x3
 右:(正)x3
 残り:12個問題では(疑)x1、13個問題では(疑)x2

→傾いた場合
 左が下がれば誤りは重く、逆に上がれば誤りは軽いことになります(この場合は13個問題でも重い軽いが判明する)。
 あとは左に乗っている(疑)x3を3つに別け、天秤に乗せます(3回目)。
 誤りの重い軽いは分かっているので、傾きを見て誤りを判断できます。つりあった場合は乗せなかった1個が誤りです。

→つりあった場合
 12個問題では残りの(疑)x1が誤りだと分かります。これを(正)と天秤で比較(3回目)すれば、重い軽いまで判明します。

 13個問題では残りの(疑)x2です。このうち1個を(正)と天秤で比較します(3回目)。
 傾いた場合は天秤に乗せた(疑)が誤りのオモリです。12個問題と同様に重い軽いまで判明します。
 つりあった場合は乗せなかった(疑)が誤りのオモリです。この場合では重い軽いまでは分かりません。誤りを特定できたので良しとします。



【1回目が傾いた場合】
 この場合は12個問題と13個問題では同じやり方になります。
 下がった方には重い疑いがあるので(重)、上がった方には軽い疑いがあるので(軽)、残りを(正)として、天秤に次のように乗せます(2回目)。

 左:(重)x3、(軽)x2
 右:(重)x1、(正)x4
 残:(軽)x2

→左が重い場合
 (重)x3に誤まりがあります。この場合、誤りは重いことになります。3つに分けて天秤に乗せれば誤まりがどれか分かります。

→右が重い場合
 左の(軽)x2に誤まりがあるか、もしくは右の(重)x1が誤まりです。(軽)同士を天秤に乗せればどれが誤りか分かります。

→つりあった場合
 残りの(軽)x2に誤まりがあります。そのうち1個を(正)と比べれば誤りはどれか分かります。



 以上が答えになりますが、実は【1回目が傾いた場合】には別解があります。
 これも12個問題と13個問題で同じやり方になります。

【1回目が傾いた場合(別解)】
 下がった方には重い疑いがあるので(重)、上がった方には軽い疑いがあるので(軽)、残りを(正)として、天秤に次のように乗せます(2回目)。

 左:(重)x2、(軽)x1
 右:(重)x2、(軽)x1
 残:(軽)x2

→傾いた場合
 下がった方の(重)x2、もしくは上がった方の(軽)x1に誤まりがあります。
 (重)x2を天秤で比較します(3回目)。
 これで傾いたら下がった方が誤りで、それは重いと分かります。
 つりあった場合は残りの(軽)が誤りで、それは軽いと分かります。

→つりあった場合
 残りの(軽)x2に誤まりがあります。この2つを天秤で比べ(3回目)、上がった方が誤りのオモリとなります。



 もしかしたら他にも別解があるかもしれませんが、私には分かりません。